
本業は酒蔵で「富久錦(ふくにしき)株式会社」。1839年(天保10年)創業でけっこう大きな酒蔵です。酒蔵の施設の一部を店舗兼カフェにして「ふく蔵」として営業しています。
で、問題はアクセスなんですが…兵庫県内でもおそらく最強のローカル鉄道、北条鉄道の法華口(ほっけぐち)駅から徒歩30分くらい(2km強)。
電車じゃなくワンマンの1輌のディーゼル車運転。駅にはタクシーもなく、この鉄道自体、1時間に1本のダイヤなので、ぼっちでない人は車でのアクセスを強くお勧めします!

ぼくは真夏の暑い時期にも関わらず、酒蔵でお酒を飲みたい一心で(ぼっちが運転したら飲めんがな…)、そしてこのローカル鉄道に乗ってみたいという好奇心から、片道30分を往復ともに徒歩で歩き切り、見事に汗まみれになりつつもゴールしました (;^_^A
見渡す限り田んぼか畑、たまに遭遇する分岐や交差点のどこをどう進もうとも同じような景色が続く壮大な田園地帯。
ほんとにこんなところに酒蔵兼お店があるのか心配になります(笑)
道路から見えるのはいかにも歴史ありげな酒蔵らしい建物と「ふく蔵」の看板のみ。
案内に従って奥に進んでいくと施設の中腹にお店が見えてきます。


ランチタイムとカフェタイムの2部に分かれていて、
ランチ 11:30~15:00(最終入店13:30)
カフェ 14:00~17:00(最終入店16:00)
となっています。
1階は売店になっていて、中はけっこう広いです。

この酒蔵で作っている日本酒の販売はもちろん、酒蔵独自の厳選による調味料やお米、食器やグラス、カフェメニューにもあるチーズケーキやアイスクリームなど、料理好き・美味しいもの好きをメチャ惹きつける品々がズラリと並んでいます~ヾ(*´∀`*)ノ




カフェ&レストランはこの2階。
1階の売店レジにいる店員さんが、カフェの利用か否かを聞いてくれまして、その場合は階段手前で靴を預かって番号札を渡され2階へ丁寧に案内してくれます。
この時点で「あ。良い店に来たな ( ̄▽ ̄)」と感じますよ。
2階席は中心部分が吹き抜けになっていて、1階の売店が見えます。
吹き抜けの周囲にテーブルを配置しているわけですが、これまた趣のあるテーブルと椅子!
お座敷席もあります(畳ではないけど)


この日は平日の昼間だったので空いていましたが、仮に満席に近い状態でもテーブル同士の間隔が広いのと、中央の吹き抜けのおかげかすごく開放感があり、
極めて快適で至福のぼっち時間を過ごすことが可能です。
それに酒蔵という空間がまた落ち着きのある優雅感を演出しているのは間違いないですね。
この優雅な空間に感化されて、飲み比べセット飲んじゃいました!
だって酒蔵だもん。コーヒー飲むやつあるかいなっ!
わざわざ歩いてきたし。
よく冷えた冷酒、美味しかったな~(*´▽`*)
歩いて来て良かったー
でもここのコーヒーは酒の仕込み水を使っているようで、期待できるんですが。



兵庫県の酒蔵といえば「灘」は全国的に有名ですが、この播磨も酒米である山田錦の産地なので、まさに産地の酒蔵です。
店員さんは丁寧で礼儀正しく動きも良くて、お料理の提供もスムーズでした。



〒675-2223
兵庫県加西市三口町1048
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