
味の方向性:ブロッコリを塩ゆでした“茹で汁”で炊く優しい味わいのリゾット。
ほかにも炊くときに玉葱・アスパラ・ジャガイモ・ウインナから出汁をとり、余熱でわずかに火を入れたミニトマトの酸味を加える。
ブロッコリの「おかあげ」をきっちりやるのと、美味しい出汁がとれる野菜を使うのがポイント。
ブロッコリは出汁の中心的役割として欠かさず、今回使用する食材のほかにも芽キャベツやカボチャなどを置き換えて使っても美味しい。
ウインナは可能な限り豚肉だけで作られているものを使う。
パスタに応用しても美味しい~
準備(4人前)
材料

米・・・1号(約160g) [1人前:40g]
ブロッコリ・・・1房茹でてしまいます。
アスパラ・・・1束[1人前:2本]
玉葱・・・中1/2個 [1人前:1/8個]
ウインナ・・・5本 [1人前:1本]
ジャガイモ・・・小2個[1人前:1/2個]
ミニトマト・・・6個
オリーブオイル・・・適宜
塩・・・適宜
仕込み(1人前量はおおよそ1/4にしてください)
⓵大きめの鍋に2~3リッターの水を張り、沸騰させ塩分濃度が1%なる量の塩を入れる。
水の量が2リッターなら塩は20gです。沸いたらいったん火を止めて待機。
②ブロッコリを洗います。
大きめのボウルに水を張り、房を下にして左右に回すようにして細かな隙間にも水が入るようにする。茎も軽く洗う。房を下にしたまま水に漬け、倒れないように一回り小さいボウルなどをかぶせて15分程度放置する(房に隠れた小さな虫がいる場合、おぼれて浮き上がってきます)

③別途大きめのボウルに水を張り、氷を入れて充分に冷やしつつ、ザルを用意しておいて待機
④ブロッコリをお弁当サイズに切り分け(だいたい3~4cm四方かな)、茎は房よりも少し小さめに切り分ける。玉葱は幅2cmくらいの串切りを横半分。ミニトマトは1/4串切り。アスパラは根元のほうの筋を軽くピーラーで剥き3cm長に切る。ジャガイモは約1cm角の角切りに。ウインナはお好みで良いが切断面が稼げる切り方がおススメ。今回は細切り。
ウインナは切り口を多くとることで塩気が出やすくなります。
レモンパセリウインナは爽やかでかなりおススメです(*´▽`*)

⑤⓵で用意した鍋の塩水を再沸騰させ、ブロッコリとアスパラを茹でて出汁を取る。
沸騰した鍋にブロッコリを2度に分けて入れ、各1分半程度茹でる。
茎のほうは少し長めの2分程度がいいでしょう。
アスパラは30秒も茹でれば充分です。


茹で上がったら、③で待機させていた氷水に入れ熱をとり、ザルに房を下にするように上げておきます。
ブロッコリはこのリゾットで全部使うわけではないので、残りはよく水を切ってタッパに入れて冷蔵庫で保存しておきましょう。お弁当でも使えますよ。


で、鍋にはライトグリーンの綺麗な茹で汁が残っているはずです!
これを使って米を炊いていくのです~
調理
⑥米は洗わないでください。
フライパンに生米を入れ中火で軽く煎り、米の香りが立ってきたらコメ全体に行き渡る量のオリーブオイルを入れる。

⑦米がオイルを吸い込んで透き通ってきたら、玉葱とジャガイモを入れサッとヘラで掻きまわして、全体にオイルをいきわたらせる。


⑧ブロッコリの茹で汁をひたひたになる分量を入れる。

⑨茹で汁を入れたらウインナを投入し、軽く混ぜる。

⑩グツグツさせないように都度、火加減は調整する。(粘りが出ちゃう)
だいたい弱中火~弱火で一貫します。 水分が飛んでくると、米や野菜がけっこう頭を出します。
都度都度、味見をしながら米の固さを確認し、ひたひたになるようだし汁を加えて炊いてゆく。

⑪米の中心に少し芯があり、全体がさらりとしていれば炊きあがりです。
火を止めましょう。

塩気を確認して、足りなければ1つまみ単位の塩で調整です。
⑫残りのブロッコリの芯、アスパラ、ミニトマトを加え、サッと混ぜ合わせます。
この時余熱で少しトマトに火を入れます。


⑬お皿に盛り付け、ブロッコリの房の部分をいくつかトッピングし、ブラックペッパーでも振りかければ完成です!


お好みでイタリアンパセリや小葱などを散らしてもより美味しくなりますよ~
いただきまーす!(*^▽^*)
※ウインナは鶏肉の混ざっていないもので、塩気の強いものが良いでしょう。
サルシッチャなどがベストですが、簡単に手に入るものであればシャウエッセンなどは良い味が出ます。その分、最後の塩分調整は少なくなくなると思います。